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内見につながる写真の撮り方​10のポイント


内見につながる写真

 “スマホで部屋を探す” 引越しをする人が当たり前にするこの行動は、10年前の賃貸業界にはなかったプロセスです。スマホでたくさんの部屋を見比べて、気に入った部屋をピックアップしていきます。実際に内見する時にはどの部屋にするか、意思決定をほとんど終えていることが現代の部屋探しの特徴ではないでしょうか。


 ネット上の部屋探し激戦の中で、貴社の管理物件が選ばれるために『写真』は大切な要素です。今回は魅力的に見える物件撮影の10のポイントをお伝えします!


 

ポイント1 できるだけ広く撮る!

できるだけ広く撮ったリビングの写真

 『できるだけ広く撮る』というのは、できるだけ部屋全体が写るように撮るという意味です。実際の部屋の大きさよりも広く見えるように撮るという意味ではありません。


 できるだけ部屋全体が写るように、できるだけたくさんの情報が写り込むように撮るためには部屋の角から撮ります。そして、背中を壁にピタッとくっつけて対角線上にカメラを向けて撮ります。窓やクローゼット、隣の部屋の扉など、できるだけたくさんの情報が入るように撮ることで、どんな部屋かがイメージしやすくなります。


 

ポイント2 明るくして撮る!

明るくして撮ったリビングの写真

 暗い物件写真は、それだけで魅力が減って見えてしまいますので、明るく撮る事は大切です。簡単な事に感じますが、明るく撮ることは意外と難しい事です。


 天気が悪い日に撮ったり、日が落ちてから撮ると暗い写真になります。最近のカメラは明るさの調整が簡単ですが、天気の悪い日や暗い時間帯に撮ると画質が落ちてしまうことがあります。できるだけ天気のいい日の明るい時間帯に撮影しましょう。また部屋の電気をつけて撮ることも大切です。いくら外が明るくても、室内は暗いものです。注意点としてはフラッシュは、できるだけ使わないことです。フラッシュをたくと、光が届く部分だけが明るくなり、部屋全体でみるとかなり不自然になってしまいます。


 

ポイント3 縦と横を使い分けて撮る!

縦で撮ったトイレの写真

 廊下や玄関、洗面脱衣室やトイレなど、狭い空間では横位置で撮るよりも縦位置で撮る方がいい時があります。ポイント1のように広く撮って部屋全体を写したい時は横位置で撮り、狭い空間では、縦位置で撮るといいでしょう。


 

ポイント4 視線が通るように撮る!

自然が通るように撮ったウォークスルークローゼットの写真

 例えばリビングの写真を撮る場合、隣の部屋や廊下など、リビングの周辺がどうなっているかがわかるように撮ると、部屋全体のイメージがわきやすくなります。また洋室の場合はクローゼットの中、和室の場合は襖の中が見えるよう、扉を開いて撮ると、収納するイメージを持ってもらいやすくなります。


 

ポイント5 映えるポイントは必ず撮る!

映えるポイントと意識して撮った写真

 部屋に魅力的な箇所がある場合は、忘れず撮りましょう。キッチンが機能的、洗面台が新しい、アクセントクロスがかわいい、飾り棚が使いやすくておしゃれ...等、その物件の魅力はしっかり伝えましょう。特に、入居者ターゲットを考えてリノベーションをした物件等では大切なポイントとなります。


 

ポイント6 設備はもれなく撮る!

宅配ボックス付き集合ポストの写真

 お風呂や洗面化粧台、収納など誰もが必要な設備は必ず写真を撮りましょう。「写真が無いってことはこの部屋には洗面台が無いんだ」なんて勘違いされると、それだけで選ばれる可能性が低くなり、非常にもったいないです。お風呂、トイレ、洗面化粧台、クローゼット、エアコン、コンロなど、設備が差別化につながることがあります。あって当たり前の設備でもしっかり写真を撮りましょう。また、室内の設備だけでなく、共用部の設備をしっかり撮ることも大切です。


 

ポイント7 外観・共用部も忘れず撮る!

マンションの外観写真

 引越し検討者が気になるのは、専有部だけではありません。外観やエントランスは、物件の顔になるので大切な要素になります。部屋の中だけでなく、外観やエントランスなど共用部も撮りましょう。


 また、エレベーターやスロープ、宅配ボックス等、共用部の設備も重要な意思決定ポイントになるので、必ず写真を撮っておきましょう。例えば、小さい子供がいてベビーカーを押すお母さんはエレベーターやスロープがないと日常生活が大変ですし、オンラインショッピングが浸透している今では、宅配ボックスも重要な要素です。有る場合は、必ず撮りましょう。


 

ポイント8 水平+垂直に撮る!

水平垂直を意識して撮ったリビングの写真

 物件撮影に基本的なこととして紹介されることが多いのが水平・垂直に撮ることです。部屋全体を撮る時に水平・垂直になるように撮ることで、バランスが取れたきれいな写真になり、部屋のイメージが伝わりやすくなります。意外と難しいですが、するとしないでは写真の出来が違います。

 設備を撮る場合は、水平・垂直になるよう意識を集中するより、機能性が伝わるように撮ることが大切です。


 

ポイント9 視点を低めに撮る!

視点を低くして撮った写真

 天井と床のちょうど中心あたりにレンズが来るように撮ると、バランスよく全体が写ります。天井と床の中心は、床から120cmくらいの高さになるので、顔の位置よりも低い位置になります。少し低く構えて撮ることで、天井と床の面積が同じくらいに映ります。



 

ポイント10 心を込めて撮る!!

心を込めて撮ったバイカーズルームの写真

 引越しは人生の中で大きなイベントです。新しい生活に希望を持って部屋探しをしている人たちに選ばれるように部屋の魅力を伝えたいですね。これまで伝えてきた撮影のポイントよりも、そんな気持ちを持って撮る事が一番大切かもしれません。少し前に比べて、部屋を比較しやすく、引越しをする事自体のハードルが下がっている現代では、写真等でしっかり伝えることがとても大切になっています。


 

いかがでしたでしょうか?

ネットでの物件探しが当たり前になっている今、写真は何よりも内覧につながるかどうかの鍵となっています。お金をかけてリノベーションしても、物件写真が良くないと水の泡となってしまうこともありますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。








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