共用廊下・階段のトラブル要因や意匠性を改善!長尺シート活用事例集
- 朝日リビング
- 3月18日
- 読了時間: 2分
更新日:3月31日

賃貸物件の共用廊下や階段について、多くのオーナー様から以下のような理由で修繕・リノベーションのご相談をいただきます。
・入居者が毎日通行するため、摩耗や劣化が目立つ
・ひび割れから水が浸入し、建物の耐久性に影響を与える
・雨の日に階段が滑りやすく、事故のリスクがある
・歩行音やキャリーバッグの音が響きやすく、騒音トラブルの原因になる
これらの課題を解決しつつ、共用廊下や階段の意匠性を高められるのが「長尺シート」を活用した修繕・リノベーションです。今回は、「長尺シート」を活用した共用廊下・階段の修繕・リノベーション事例をご紹介します。
長尺シートとは?
長尺シート(正式名称:防滑性ビニル床シート)は、以下のような優れた特性を持つ床材です。

■共用廊下の高級感を演出
福岡県の都心部にあるマンションですが、大規模修繕の時期に合わせて、単身男性向けに高級感のある共用部へとリノベーションを行いました。

エントランスのデザインと統一感を持たせるため、共用廊下の壁と玄関ドアの色を黒に統一。さらに天井を白で塗装し、床には木目調の長尺シートを貼ることでコントラストを強調し、洗練されたデザインを実現しました。


■共用廊下の彩りを演出
長尺シートは柄のバリエーションが豊富ですが、玄関ドアや壁、天井(軒天)とのコーディネート次第で、個性的で魅力的な空間へと変わります。
①軒天の塗装と組み合わせた 外廊下事例
軒天(建物の軒部分の天井)にカラー塗装を施すことで、共用廊下を通る入居者の目を引くだけでなく、物件の外観にもアクセントを加えることができます。

②暗い印象を一変させる うち廊下事例
日の光が入りにくく、暗くなりがちな内廊下も、明るく温かみのある空間へと一新されました。

■安全性と意匠性を両立させた共用階段
入居者にとって快適で魅力的な物件であるためには、階段の安全性や意匠性にも気を配る必要があります。
長尺シートを使用することで、雨天時の転倒リスクを低減し、歩行音によるストレスも軽減できます。さらに、壁や天井にカラーリングを施すことで、殺風景になりがちな空間が、より居心地の良い空間へと生まれ変わります。


いかがでしたでしょうか
長尺シートを使用した共用廊下や階段の修繕・リノベーションは、入居者の快適な生活を守るだけではなく、物件の魅力を高めることも可能です。
所有されている物件が大規模修繕の時期を迎えている場合は、ぜひご参考にしていただければと思います。