
オフィスやテナントが入るビル・マンションでは、共用部が快適であることが、入居率を高める上でとても重要です。
下記の調査データによれば、企業が賃貸オフィスを選ぶ際、最終的な決定段階で「快適性」を重要視していることがわかりました。

この記事では、賃貸ビル・マンション共用部の快適性を向上させたリノベーション事例をご紹介します。
①エントランスの照明計画
こちらの事例は、エントランスの照明計画で共用部の快適性を改善した事例です。
この物件のエントランスはもともと、照明の照度が不足しているうえ、奥は日光がほとんど差し込まないため、昼夜問わず暗く冷たい印象でした。
この問題を解決するために照明器具の見直しや増設を行い、適切な明るさを確保しました。

女性を顧客とするテナントが多かったため、女性が入りやすい温かみのある色合いで統一し、暗さ対策で追加した照明もデザインを雰囲気に合わせました。

②共用スペースの充実
こちらはデッドスペースを活用し、新たな共用スペースをつくった事例です。
給湯室前の大きく広がった空間を活用し、ホッと一息つけるコーヒースペースを設けました。仕事に行き詰まった際の休憩場所として利用していただけます。

安心感を持てる空間にするため、落ち着いた配色を選びつつも、暗すぎないようにしました。

③テナント案内看板に統一感を持たせる
こちらは、インフォメーションボードを設置した事例です。
入居テナントがエントランスのあちこちに案内看板を掲示していたため、利用者にとって分かりづらい状態でした。
新たにインフォメーションボードを設置し、テナント案内を一か所に集約しました。
テナント利用者は目的の店舗を見つけやすくなります。

インフォメーションボードの横にフェイクグリーンを配しました。緑を取り入れたことで、エントランスが心地よい空間に生まれ変わりました。

オフィスビルやテナントビルの共用部の快適性をアップさせる方法は他にもありますが、今回は3つ事例を紹介させていただきました。
ここで挙げた以外にも「どこを改善したら集客力のある物件になるのか?」といった疑問や不安がある方は、弊社の無料建物診断を活用してから、リノベーションについてご検討いただければと思います。