台風被害にあった物件の70%にあった共通点とは

新型コロナウィルスにより、経験したことのない問題に直面しているオーナー様もいらっしゃるかと思います。そんな最中ではありますが、忘れてはならない「台風」シーズンが到来します。


年々台風の勢力・威力は増し、昨年は関東を襲った台風16号・19号、一昨年は関西方面を直撃した台風21号など、各地で甚大な被害をもたらし、朝日リビングの台風被害による依頼内容を検証したところ、その7割近くに、ある共通点がありました。

それは「築古木造の屋根」です。今年も台風をやってきます。この共通点に心当たりがある方はぜひ以下記事を参考にしていただけたらと思います。



台風16号・19号における被害状況


昨年の台風16号・19号による被害を受けたお客様からのご依頼は、神奈川県と千葉県だけでも350件を超えました。


そしてそのうち約7割近くが、「屋根」の板金交換・葺き替えのご依頼でした。中でも強風で屋根材が剥がれ棟包み(屋根の頂部)が破損するケースが多く報告されており、実はそのほとんどが築30年以上の木造アパートだったのです。これが意味することとは…。



釘固定屋根の対策


築古のアパートですと、屋根材の固定にビスではなく「釘」を使用していることや、釘で固定する「貫板」自体が経年で腐食してしまっている状態が多く見られます。写真のように棟包みも同様です。

釘はビスよりも固定する力が弱く、経年とともに緩みや浮きが生じ、その隙間から雨水が侵入して固定する屋根材や下地が腐食していきます。


この状態を放置しておくと、棟包みを固定する力が失われ破損する、最悪は吹き飛んで二次被害を招く可能性もあります。


また、表面上は問題なさそうでも、取り巻く環境条件によっては下地の木が腐り、ビス止めでも固定する力が弱まってしまうことがあるので注意が必要です。

築古木造の屋根に多く見られる問題


程度にもよりますが、主な対策は以下のとおりです。


対策①

「釘浮き」または「釘抜け」が見られる場合は、釘を打ち直し隙間が生まれないようにコーキングします。


対策②

中の貫板が腐食している場合は、板金・貫板を交換します。


対策③

中の貫板が腐食している場合は、板金・貫板を交換します。



屋根の劣化・破損から漏水へ


当然ですが、屋根の劣化・破損は、お部屋への漏水に繋がります。それも含めて屋根の点検は行っておくことをお勧めします。


※漏水の浸入経路



見た目ではわかりにくい屋根の劣化

  • 築20年以上(目安)

  • 木造アパート

  • 屋根の葺き替えを行っていない

  • 昨年の台風以降、屋根の点検を行っていない

  • 昨年の台風のダメージをそのままにしている

上記の物件は特に注意が必要です。

まずは実際に目視での確認が必要ですが、屋根を確認する際は危険が伴いますので、お付き合いのある業者さんにお願いしてみましょう。朝日リビングも無料で点検可能です。